私の主宰する塾では中学受験組ではない生徒ばかりですが、県立のトップ校へ進学し、有名大学へ現役で進学したケースは枚挙にいとまありません。中にはこんな生徒もいました。彼は地元の公立中学から、県立高校へ進学し、早稲田大学で4年間継続して特待生であり続け、学費免除という特典も受けていました。
また、学力という尺度では日本でトップクラスの東京大学へ進学する高校リストでは、そうそうたる有名私立高校や有名国立高校が名を連ねていることはよく知られていますが、一方で、公立高校出身者もたくさんいます。特に地方出身者では、公立高校から進学してきた学生が少なくありません。そのような学生にヒアリングすると、高校のときに塾すら行かず、高校の授業と別途行われる特別講習などだけで合格したという学生も意外といることに驚かされます。どの程度このような学生がいるか精緻に統計を取ったわけではないため、マイナーなケースかもしれませんが、あくまでそのような実態があるということです。
公立トップ高校に進学する子どもの特徴
では、いよいよ本題に入っていきます。池さんのご質問にお答えする前に、公立中学の段階で、どのような生徒が公立トップ高校に進学するのか、その7つの特徴について、まずはお話ししましょう。そうした子たちの小学生時代には、ある程度の共通点があります。
2)不要な遅刻がない
3)ノートをしっかりとる
4)要領がいい
5)主要教科以外に実技系科目もできる
6)定期テスト勉強のスタイルができている
7)ネガティブな発言をしない
これら7つからイメージする生徒像がおわかりいただけるでしょうか。もちろん例外はありますが、トップ公立高校に進学する子の一般的傾向としてはこのような生徒像です。そして、さらにそれを超えるスーパーレベルの子は次の3つの特徴が付け加わります。
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