「ワタミ」の渡邉美樹が考える若手の働き方 成功するビジネスパーソンの共通点とは何か

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渡邉美樹氏は「25歳こそ、“自分の人生”のスタート地点」と語る
“25歳”は大学を卒業し、社会人3年目を迎える人が多い年齢。ある程度一人で仕事ができるようになると同時に、今後の働き方やキャリアの方向性を見つめ直すべき時期でもある。若手にとって「転機」が訪れやすいこの25歳という時期を、営業マンはいかに過ごせばいいのだろうか? 各界で目覚しい活躍をしているビジネスパーソンたちの「25歳時代」を事例に、転機をチャンスに変える若手時代の過ごし方を学んでみよう
「25歳こそ、“自分の人生”のスタート地点」と語る渡邉美樹氏。今や業界大手にまで急成長したワタミを立ち上げたのは、渡邉氏が弱冠24歳の頃だった。新米経営者として無我夢中に走り続けていたという当時を振り返ってもらい、自分らしいキャリアを築くために営業マンが若手時代をどう過ごすべきなのかを聞いた。

一流の経営者になるためにひたすら経験を積んだ

本記事は営業type(運営:キャリアデザインセンター)の提供記事です

居食屋『和民』を中心にさまざまな業態の店舗を全国に展開するとともに、宅食・農業・環境など「食」に関わる事業を幅広く手掛けるワタミグループ。もともとは、大手居酒屋チェーンのいちフランチャイズオーナーとして、小さな店の経営を手掛けるところから始まった。創業は1984年、渡邉氏が24歳のときだ。

まだ「ベンチャー」という言葉さえ、一般的ではない時代。ましてや20代前半の若者が起業するなど、ほとんど例のないことだった。

「それでも、迷いはなかったですね。なんと言っても、10歳のときから『将来は社長になる』と決めていましたから」

若くして経営者としての人生を歩み始めた原点は、小学生の頃に遡る。最愛の母を病気で亡くし、さらに父が経営する会社を清算。それまでの比較的恵まれた生活が、孤独で貧しいものへと一転した。「社長になる!」と心に誓ったのは、その悔しさからだった。

将来の起業を目指し、高校時代から経済小説をむさぼり読み、大学時代には、ビジネスのネタを探すため、日本一周旅行や北半球一周旅行を決行。ニューヨークで立ち寄ったライブハウスで、人種も国籍もさまざまな人たちが、音楽や食事を楽しんでいる姿に衝撃を受け、外食産業での起業を決意した。

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