空港を実に快適な「オフィス」として使うコツ 新幹線の駅とは「使い勝手」がここまで違う
出張の多いビジネスパーソンにとって、移動時間の有効活用は重要なテーマだ。行く先にもよるが、筆者は仕事が立て込んでいるときほど、新幹線より飛行機を使う。寸暇を惜しんで仕事をするための「オフィス」としては、空港のほうが鉄道駅よりも快適だからだ。
空港にはネット環境も電源もそろっている
いまや、全国どこの空港へ行ってもWi-Fi環境はたいてい整っている。羽田や成田、関空(関西国際空港)など利用者が多い空港だと回線のスピードはそんなに速くないが、ネットの閲覧ぐらいなら十分。空港によっては穴場のスポットがあり、たとえば関空などは、ターミナルよりも隣接するエアロプラザの仮眠スペースのほうが断然スピードが速い。
地方空港では筆者の経験上、小松(石川県)や岡山などが回線が速くて使い勝手がいい。ちなみに、2020年までに空港の無線LANを100%普及させるということが国の方針で決定している。
充電用コンセントも至る所で使えるようになってきた。たいていの空港で出発フロアの電源スペースは取り合いになるが、到着フロアに行けば空いていることが多いので、一度のぞいてみてほしい。
空港へ向かうときはモノレールや電車を使わず、リムジンバスを利用すれば、移動中もゆったり座ってパソコン作業ができる。たとえば羽田なら、箱崎の東京シティエアターミナルにさえ行けば、空港までわずか20分。まず渋滞することはない。リムジンバスの座席にはたいていコンセントがあるので、オフィスから空港まで電源を気にせずシームレスに作業ができる。
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