空港を実に快適な「オフィス」として使うコツ 新幹線の駅とは「使い勝手」がここまで違う
羽田国際線ターミナルの到着フロアにあるシャワールームは30分1030円で利用できる。ただし、出張慣れしたビジネスマンの事前予約でいつも混んでいる。
そんなときに助かるのがターミナルに隣接する「ロイヤルパークホテル ザ 羽田トランジット」だ。リフレッシュルームでシャワーだけを使うプランがあり、値段も1時間2000円と、先のシャワーと変わらない値段だ。
さらに、ここが満員だった場合でも、第1ターミナルに移動して、カプセルホテル「ファーストキャビン」のショートステイを利用できる。大浴場があり、ゆっくり浴槽につかることができる。値段は1時間800円から。
風呂に温泉、マッサージも…
日本で初めての空港浴場である中部国際空港の「風(フー)の湯」は、飛行機が駐機しているスポットが一望できる展望風呂。ジャグジーやサウナ、屋外デッキも備えている。
また、新千歳空港の「新千歳空港温泉」は23時間営業で、宿泊することもできる。ここのお湯は、源泉から汲んできたナトリウム塩化物泉である。
時間があれば、マッサージを受けるのもいいだろう。主要空港にはだいたいクイックマッサージの店舗があるが、筆者が体験した中では、宮崎空港のタイ式マッサージや新石垣空港(沖縄)の琉球マッサージの店が上質なサービスでおすすめだ。
もっとも、ここまでくればビジネスのついでというよりも、観光の域かもしれない。
パソコン作業の環境、出張前のちょっとした買い物、さらには出張後のリフレッシュ――。空港にはすべてがそろっている。だから仕事が立て込んでいるときほど、筆者は新幹線より飛行機を利用したくなるのである。
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