凡人サラリーマンでも鍛えられる決断筋とは? 目標達成には「実現したいこと」を皆に話し、自分を追い込め

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お盆も過ぎた。今からの方もおられるだろうが、夏休みはどのように過ごされただろうか?ちなみに筆者は、1日だけお盆休みをとって、気分転換にと釣り堀に出かけたのだが、ヒト・ヒト・ヒト…。魚と人間とどっちが多いかわからないアリサマで、「自分が釣られている気分」になってしまった。

さて、夏休みといえば、いつも羨ましく思うのは欧米のビジネスマンの、バカンスの長さだ。なぜ長く休めるのかには、やはり理由があるのだ。今回のコラムでは、これをヒントに、読者の皆様の、決断筋を鍛えるお手伝いをしていきたい。

「休むという目標達成」のための、「公開と宣言」

筆者の友人で、ドイツ在住のジョー(欧州の超有名メーカー勤務)は、今年も1か月の夏休みを取得中だ。欧米では有給の消化が少ないと、会社が当局に「刺される」ケースも多く、1か月の有休自体は珍しくない。だが、実は、休み一つとるにも、やはりそこには「決断」の力があるのだ。

そもそも、休む時に同僚や顧客のことは気にしないのだろうか。そんなことはない。その代わり、彼らは、「休みを前もって決めて、皆に伝えている」のだ。「1カ月休む」と意志をもって決めたら、それをとにかく徹底して「公に宣言」するのだ。

次ページ決断から、宣言、公開、実行までの流れを押さえよう
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