ザッケローニ監督に学ぶ、サバイバル決断術 【新連載・第1回】決断力は、スポーツのように鍛えよう

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 ビジネスとは、決断の連続だ。では、あなたに決断力はあるか。もし、「ない」「不足している」と自分で思うなら、このコラムをぜひお読みいただきたい。筆者の徳谷 智史氏は、年間1万人以上の企業マンに対し研修・講演・セミナーを行い、企業の経営支援やビジネスマンの「決断支援ビジネス」を行うプロ。読めば「決める力」がつき、仕事が速くなること必定だ。
「欧州組」抜きで、東アジアカップに優勝した「ザックジャパン」。どの選手を選ぶか、決断力が問われる(築田純/アフロスポーツ)

「決断力」とは、「筋肉」のようなもの

突然で恐縮だが、あなたは「決断筋」を鍛えているだろうか?

「決断筋??何やねん?それは?」と思った方もいるかもしれない。実は決断力とは「筋肉」のようなものであり、鍛えることができるのだ。決断筋を鍛えれば成功のチャンスは近づく一方、サボれば「決断メタボ」まっしぐらなのである。

さて、連載の初回は、先日の東アジアカップで優勝したザッケローニ監督率いるサッカー日本代表をビジネスに例えながら、「決断筋」を鍛える訓練をしていこう。ザック監督その人に、いま決断力があるかどうかはスポーツの専門家におまかせするとして、実はスポーツとビジネスは驚くほどに密接につながっているのだ。なぜ、なぜあの人はうまくいってるのか、なぜアイツは出世するのかというヒントが、ここにあるのだ。

ある日、日本サッカー協会から、あなたの携帯に電話が入ったとする(サッカーに興味のない方は少しだけ辛抱を)。「ザックの後の、日本代表監督をあなたにお願いしたい」。実際にはありえない設定だが、サッカー日本代表監督に就任したあなた。何から進めていくだろうか?10秒だけ、考えてもらいたい。

どんなチームを目指すのか、自分で大枠を決めるか。その前に周りにどんなブレーンを置くかを決めるのが先だろうか。それとも、具体的な戦略やフォーメーションを決める?本田と香川の使い方は?

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