私が数年前、豊橋技術科学大学のオープンキャンパスを見学した時、人気のプログラムは満席となり、入場が制限されてしまいました。定員80人の小規模校ですらこのありさまですから、他の国立大学や人気私立大がどの程度か、推して知るべしでしょう。
オープンキャンパス開催日には大学最寄り駅から無料バスが運行されます。最寄り駅以外の遠隔地から無料バスを運行する大学もあります。
神奈川工科大学(神奈川県厚木市)は、7月23日に7カ所(東京駅、静岡など)、7月30日に13カ所(宇都宮、高崎、甲府など)、8月20日に12カ所(宇都宮、長野など)、それぞれ無料バスを運行します。事前に予約していれば無料。最寄り駅の小田急線本厚木駅からも、無料バスを運行しており、こちらは予約なしでも乗れます。
広島修道大学(広島市安佐南区)は7月22・23日のオープンキャンパスで、福山、岡山、島根、山口、愛媛の5エリア・26地点から運行します。往復数千円以上かかる交通費が事前に申し込めば無料となります。
ツアーパックだと宿泊・航空料金が安い!
さらにバス運行ではなく、交通費として現金を補助する大学もあります。大阪経済法科大学(大阪府八尾市)は兵庫県洲本市から2000円、東京・関東からは7000円、北海道・沖縄からは1万5000円を補助。東京農業大学生物産業学部(北海道オホーツクキャンパス)は、道外参加者には高校生、保護者1名まで、それぞれ2万円を補助するという形です(網走市・近郊以外の道内は1世帯で5000円)。
さらに気前がいいのが日本最北端の大学、稚内北星学園大学(北海道稚内市)。道内は全額を、道外は交通費の半額(最大5万円)まで補助します。
無料バスと交通費補助を合わせたものが、オープンキャンパスツアーです。
立命館アジア太平洋大学はオープンキャンパスツアーパックを用意(受験生本人と保護者2人まで利用可)。料金は東京から1泊2日だと4万5000円(航空機利用/日帰りは3万5000円)です。そのほか、名古屋、大阪、広島、福岡、熊本からも、ツアーパックを用意しています。
羽田~大分の航空料金は、事前予約割引でも往復5万円前後、普通料金だと同8万円以上かかります。それが4万5000円でホテル代まで込み、というのは相当お得でしょう。
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