全国の都市を対象にした東洋経済の「住みよさランキング」。今年も最新結果を「最新!『住みよさランキング2017』トップ50」(6月20日配信)でまとめたが、地域ブロック別でもみてみよう。今回は「北海道・東北、関東編」をお届けする。
「関東」は1位印西、2位守谷、3位つくば
「関東」ブロックのトップは、全国1位の印西市(千葉)。2位は守谷市(茨城)、3位はつくば市(茨城)だった。
2位の守谷市は、茨城県南部に位置し、千葉県と利根川を挟んで隣接している。人口は約6.4万人(2015年国勢調査)。東京都心からの距離は約35km。つくばエクスプレスの沿線都市でここ数年は、人口・世帯数ともに増加し続けており、若い世代の住民が多いのが特徴だ。「利便度」が全国18位、「快適度」が全国25位、「富裕度」が全国65位で、この3部門が寄与している。
3位のつくば市は、茨城県の南西部に位置し、東京都心から約50kmの距離。人口は約22.7万人(2015年国勢調査)。茨城県内では水戸市に次いで人口が多い。学術・研究都市として知られ、官民の研究機関が集積。守谷市同様、つくばエクスプレスの沿線都市で人口・世帯数ともに増加し続けている。また、大型商業施設も相次いで進出している。「利便度」が全国36位、「快適度」が全国21位、「富裕度」が全国45位で、この3部門が寄与している。
「関東」ブロックでは、1位の印西市(千葉)から4位の成田市(千葉)までが昨年と変わっていない。5位以下では、かすみがうら市(茨城)が昨年12位から6位に、立川市(東京)が昨年29位から9位に上昇してトップ10に入った。かすみがうら市は介護施設の定員増加による「安心度」、大型商業施設の開業による「利便度」の順位の上昇が寄与した。
立川市は大型商業施設の開業による「利便度」の順位の上昇と新設住宅着工戸数の増加による「快適度」の順位の上昇が寄与した。各都県のトップは、茨城がブロック内2位の守谷市(全国10位)、栃木が22位の宇都宮市(全国104位)、群馬が10位の太田市(全国64位)、埼玉が26位の東松山市(全国113位)、千葉が1位の印西市(全国1位)、東京が8位の武蔵野市(全国56位)、神奈川が12位の逗子市(全国73位)であった。
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