SNS投稿を「わざとズラす」、若者の深層心理

卒業式の写真をあえて4月に投稿する人も

<早稲田大学3年Mさんのケース>

最初は周りの様子をうかがってからリーダーに立候補しました

ダンスサークルに所属するMさん。サークルでは幹部として重要な役割を担っている。

Q:サークルにはすぐになじめたか?

A:僕は皆がサークルに加入する5月のタイミングを逃して6月にサークルに入ったため、最初は周りの様子をうかがっていた。周囲のサークル員はすでに仲が良かった。

Q:なぜ幹部に選ばれたと思うか?

A:高校生の頃からリーダーを任されることが多く、人の上に立つことには慣れていたから、周りにそのような人がいないことがわかった時点で名乗り出た。

Q:他の人がその役割を任されていたら、特に立候補はしなかったか?

A:しなかったと思う。あくまで周りの様子をうかがって、自分が必要だなと思ったときには前に出る。他の人が選ばれていたら、別の分野で活躍しようと考えていた。

最初は様子見をするリーダータイプの子も

知人友人とのSNSでのやりとりに日常のかなりの時間を使っている若者たちは、生のコミュニケーションを取る機会がどうしても減ります。そんな中、周りの雰囲気も盛り上がっていない1次会の場におカネを払ってまで行くことを、おっくうに感じる人が結構いるのです。

一方、2次会から参加したことをSNSで知らせると、小さなことですが、ちょっとだけ目立つことができます。

普段リアルな場で主体的な態度をとる学生であっても、こういった傾向が見られます。それは、新しいコミュニティに入るときにまず周囲の様子をうかがってから、自分の立ち位置を見極めたいというもの。実際に、大学入学直後はあまり目立っていなかったのに、数カ月後にはリーダー格として活躍をしていた、なんて事例が数多く見られます。

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