宝島社が“反オンライン"を貫くワケ

オンラインに出て行く理由がない

――今後を見据えたニュービジネスとしては、雑誌販売以外に何を考えていますか。

企業とのコラボはまだまだ広がると思います。最近は、共同の商品開発や、ブランドムックの発売などを通じた、立体的なマーケティング支援の仕事が増えてきています。

今度、花王さんと大規模なコラボを行います。就活を行う女子学生をターゲットにして、ムック形式の美容本を10月に発売します。ムックには化粧品のサンプルもつけて、就活メイクの方法論を説明する予定です。

――リアルなイベントはどうですか?

イベントも重要ですが、ビジネスモデルとしては難しい。ロッキング・オンのロックフェスみたいにはなかなかならないですね。スポンサーにも入ってもらっていますが、有料化も含めてそこから先に広げて行くのは難しい。

――自社開発や共同開発したものをeコマースで売るビジネスはいかがですか。

ごく最近になって、ブランドとコラボしたTシャツや、オリジナルのiPhoneケースを売り始めたところです。本格化するのはまだこれからですね。また小規模ですが、自社ブランド商品がヒットしつつあります。当社が、ブランド的、キャラクター的な商品を作って行く流れは、これからだんだん強くなっていくと思います。

eコマースに限らず、新しいビジネスとしては、本当にいろんなことをやっています。たとえば佐賀県のPRを一緒にやったりもしています。ただ本流として、もの作りをして、出版流通の中で利潤を上げたいというのが考えの基本です。

(撮影:尾形文繁)

※ 次回は、佐賀県と宝島社のコラボの詳細について取り上げます

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