「メールのトラブル」を減らす書き方のコツ 必要な情報をあらかじめ盛り込んでいますか
メールは基本的に、相手に依頼をして、受け入れてもらうために書くものです。そこで大事なのが「必要な情報をそろえる」こと。相手がなんらかの判断をして、行動するために欠かせない情報を書きそえる必要があります。
しかし、実際には「情報不足」なメールが少なくありません。
私が代表を務める一般社団法人日本ビジネスメール協会は、2007年から「ビジネスメール実態調査」を実施しています。そして、2016年の同調査では、全回答者3088人の中から、約1000社の役職者をピックアップし、データを再集計しました。
すると、「過去1年間に仕事でメールを受け取り、不快に感じたこと」として、「必要な情報が足りない」と答えた役職者が28%いました。
上司や取引先に動いてほしいと思っても、こちらのメールの書き方次第では業務が進まないという事態が起こりうるのです。「必要な情報が足りない」メールの特徴と対策について見ていきましょう。
「追加の質問」が不要なメールを目指す
メールでやりとりする際に、必要な情報が書かれていないとやはりイラッとするものです。
たとえば「書類を郵送してほしい」と依頼しておきながら、相手の住所が書かれていないと、ホームページや名刺を調べるなど余計な手間がかかります。それでもわからなければ、メールで住所を尋ねるなど、やりとりの数自体が増えてしまいます。
これらは、メールの書き手のちょっとした気づかいで、省けるものです。
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