「メールひとつで嫌われる人」に教えたい視点

「失礼な人」と印象づけるのはこんな一言

「デキる人のメール術」のような教えとは真逆で、「残念な人が失敗しながら学んだメール術」といったほうがよいでしょうね。決して効率的とは言えないし、「ほほう」とメモするようなハウツーもセオリーもない。

ただ、一緒に仕事をしていく者同士、お互いに人間としての信頼関係を築き、それをお互いに維持していけるように、相手のことを慮ってコミュニケーションすることを、私がとても重要だと思っているということなのです。

メールひとつで印象が変わるのは事実

だから、私も一方的だったり、意味不明だったり、慇懃無礼(いんぎんぶれい)に感じられたりするメールを受け取ると、PCに向かって「はぁ?」と独り言を言ってしまいます。会社員時代のメンバーなら注意もするでしょうけれど、社外の仕事関係の方とのやり取りがメインだと、メールひとつでその人の印象やその後の付き合い方が変わっていくことだってもちろんあるわけです。そのうえ、記録として残ってしまいますからね。慎重にしすぎるということはないでしょう。

社会人2年目のあなたが、先輩から見たら「もうちょっと工夫したらいいのに」というメールを送ってしまう、なんてことはよくあることです。きっと同僚も同じようなしくじりはしているのではないかしら。それでも、なぜだかあなたはちゃんと注意してもらえる。

「しかられた」と思わずに、どう工夫すればよかったか一緒に考えてもらいましょう。今は自分なりのコミュニケーションルールを確立しているのだ、と考えれば受け止めやすくなるはずです。そして、してもらったアドバイスを生かして、次のメールを送ればいいだけです。

1本のメールにたくさん時間をかける必要はないし、だんだんに処理スピードも上がっていくでしょう。失敗をいっぱいして学びに変えていければ、後輩にも多くのことがリアリティをもって教えられます。あなたならきっと、伝えてあげられることのたくさんある、すてきな先輩になると思いますよ。

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