「東京タワー」が高さ333mで立っている理由 この蘊蓄100章は思わず人に話したくなる

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21. 東京タワーが開業した1958年は今上天皇・皇后両陛下の婚約が発表された年

22. 関門トンネル開通、巨人軍に入団した長嶋茂雄が新人王を獲得、一万円札発行なども1958年の出来事

23. 1958年の流行語は石原裕次郎の映画から広まった「イカす」や「シビれる」

24. チキンラーメンが発売開始されたのも1958年

東京タワーの住所は、東京都港区芝公園4丁目2-8(撮影:吉野純治)

26. 最寄駅は赤羽橋駅、神谷町駅、御成門駅、大門駅

27. 東京タワーの建設候補地として、上野公園や、千葉県富津市の鹿野山の名があがったといわれる

28. 東京タワーの建築地として確保されたのは増上寺の一部、「紅葉山」といわれる区画

29. 紅葉山は江戸時代、紅葉の名所として知られ、明治時代には高級料亭、フランス料理店などがあった場所

30. 候補地のひとつだった鹿野山は、のちに前田久吉が開発を手がけ、マザー牧場をオープンした

材料に戦車由来の鉄骨が使われている

31. 東京タワーの赤白の塗装のうち、赤色の正式な色名は「インターナショナルオレンジ」

32. この色は、「最上部から黄赤(インターナショナルオレンジ)と白の順に交互に帯状に塗色すること」と定める航空法と航空法施行規則に基づいている

33. 展望台より上の部分は赤と白交互に7 等分に塗り分けられているが、開業当初は11等分に塗り分けられていた

34. タワーの外観塗装は、ほぼ5年に1度、約1年かけて、すべて人の手によりハケで塗り替えられる

35. 東京タワーの総塗装面積は9万4000㎡。使用するペンキの量は3万4000ℓ。これを石油缶に置き換え、縦に積み重ねると東京タワーの2倍の高さになる

36. 東京タワーには、朝鮮戦争時の米軍戦車を解体・溶鉄された1300トンの鉄材が使用されている。

37. 戦車由来の鉄骨は展望台より上の部分に使われたため、東京タワー上部はとくに丈夫にできているといわれる

38. 塔脚基礎は1脚につき10本(当初は8本)の深礎脚柱(直径2mの鉄筋コンクリート柱)が地中深く砂礫層まで打ち込まれている

39. さらに4本の塔脚は、地中で直径5㎝の鋼棒20本により対角線上に結ばれている

40. 1脚が支える荷重は、東京タワーの重量と同等の約4000トン。4脚で1万6000トンの荷重に耐えられる設計

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