目を酷使する人に効く「10秒エクササイズ」

視力低下の原因は「酸素不足」だった

呼吸が浅くなりがちなことも、酸素不足になりがちな理由の1つです。スマートフォンやゲームに夢中になり、うつむいてばかりいると胸や肺が圧迫されて、深く息ができなくなります。

また、ストレスによって緊張状態が続いても呼吸が浅くなってしまいます。

呼吸が浅いということは、皆さんが考える以上に体にとって大きな負担となります。なぜなら、呼吸が浅くなると末梢の血流が激減してしまうからです。

血流が滞ると、細胞に必要な酸素と栄養が行き渡らなくなります。特に、目のように細かい血管が集中している部分は、血流の影響を大きく受けます。

さらに、交感神経ばかりが活性化していると、血管が収縮しますから、追い打ちをかけるように血流が衰えて酸素不足になってしまうのです。

目の血流を促そう

激しい運動をした後、筋肉が熱を持ったり、炎症を起こしていたりするときは、反応を落ち着かせるために、まず筋肉を冷やすのが鉄則です。

プロ野球のピッチャーが、試合終了後のヒーローインタビューなどで、肩を冷やす「アイシング」をしている様子を、テレビなどで見たことがあるでしょう。でも、アイシングはあくまでも、上がりすぎた筋肉の温度を一時的に下げるためのもの。筋肉が炎症を起こしていないかぎり、逆に温めて血行をよくしたほうが、疲労の回復が早まります。

目のまわりの筋肉も同じです。むくんだり、充血したりしているときは、一時的に冷やすのもいいでしょう。でも、冷やすのはあくまでも応急処置です。

手足が冷えてこわばると、なかなか思うように動かすことができませんが、目も冷えが続くと、全般的な機能が衰えてしまいます。血液は、熱の高い部分では温められ、低いところでは熱を放出して、体温を保つのに役立っています。

こうした働きから、血流が悪い部位には冷えが生じます。別の言い方をすると、冷えやすい部分は血流が滞りがちになります。血流が滞って冷えてしまうと、ますます血流が悪くなります。

目は、外気に触れているため、冷えやすい体のパーツの1つです。だからといって、お風呂に入っても、目を湯船につけるわけにはいきません。日本人の失明原因の1位である緑内障も、進行を遅らせるためには、血流を促すことがとても重要です。いずれにしても、根本的に目の機能を回復させようと考えるのであれば、血流を促して、「目を温めること」が大切なのです。

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