目を酷使する人に効く「10秒エクササイズ」 視力低下の原因は「酸素不足」だった
体をストレッチすると、血行が促されて、伸ばした部分が温かくなりますが、目の筋肉にも同じことが起こります。近距離でパソコンやスマートフォンの画面を凝視しがちな目も、気づいたときにストレッチすると筋肉がほぐれ、血流が促されてポカポカと温まります。
ストレッチで血流改善してポカポカの目を!
ここで、いつでも、どこでも、簡単にできる目のセルフケアの基礎の基礎を2つだけご紹介しましょう。仕事中でも自宅にいてリラックスしているときでも、気がついたときにサクッとできるものです。
*ストレッチはすべて、メガネやコンタクトレンズをつけたままでOKです。
1)「遠近トレーニング」内眼筋(主に毛様体筋)のストレッチ
目のピントを合わせる毛様体筋は、近くを見るときにギュッと収縮し、遠くを見るときには緩みます。
私たちの日常生活では、パソコンやスマートフォンの画面など、近くを見つめることばかりで、毛様体筋は縮こまっています。そこでふと気がついたときに遠くと近くとに交互にピントを合わせて、硬くなった毛様体筋をストレッチ。優しくほぐして、柔らかくしなやかな筋肉をつくります。
1.片手を前にまっすぐ伸ばし、親指を立てます。
2.親指から一直線で見える位置、3メートルくらい先に目標物を決めます。
3.親指の爪と対象物とを1秒ずつ交互にしっかり見ます。
2) 「指スライド」外眼筋(上直筋、内直筋、下直筋、外直筋、上斜筋と下斜筋)のストレッチ
目の奥から、滑車のように目の位置を支えているのが、6本の「外眼筋」です。目をぐるぐるまわしたり、寄り目にしたりと、眼球の位置を変えるときに使われます。
1.片手を前に伸ばし、親指を立てて、爪の位置が目と目の間の延長線上にくるようにします。そこで、親指の爪を1秒凝視します。
2.次に、腕を伸ばしきった半分の位置で親指を止めて、1秒凝視します。
3.最後に、顔にできるだけ近い位置の目と目の間に、片手の親指を立てて寄り目にして、1秒見つめます。
もし、あなたが「いつも目が疲れてショボショボしている」「ものが見づらい」といった目の悩みを抱えているなら、ぜひこちらでご紹介したエクササイズや生活習慣をとり入れてみてください。一つひとつは、わずか10秒からできるものです。
目も私たちの体の一部です。目の健康を気づかうことは、体全体を若々しく健康にすることにつながります。
「もう年だから」
「どうせ治らないから」
そんなふうにあきらめないで、ぜひ、1人でも多くの人に、目と体の若さと健康を手にしていただければと願っています。
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