新学期!子どもを「早く寝かせる」7つの法則 寝る直前に熱いお風呂に入れちゃダメ!
ところが、日本の子どもの平均睡眠時間は世界で1、2を争う短さで、日本の睡眠学界でも問題視されています。「共働きなので、早く寝かせるのは不可能」と言い切る親に対して、「お子さんがバカになってもいいのですか?」と答える研究者もいるほど、その状態は深刻です。
これは少々過激な例ですが、こんなことを言わざるをえないほど、子どもの睡眠時間と向き合ったり、改善できる気がしていない親が多く、日本の子どもの睡眠不足が危機的な状況になってしまっているのです。そして「最初から諦めないで、少しでも長く寝させるために何ができるかを考え、工夫してほしい」というのが、研究者達の総意です。
こうした中、多くの睡眠や脳医学の研究者が、「早く寝させる」ためのアドバイスをしているので、いくつか紹介しましょう。
子どもを「早く寝かせる」ためのアドバイス7つ
1.子どもに合った睡眠時間を知る
上記のような睡眠時間を確保するとなると、3~5歳児は朝8時に起きると仮定すると夜7時~10時、6~12歳児は朝6時半に起きるとすると夜7時半~9時半の間には寝ている必要があります。
今より何分、就寝時刻を早めればその時間になるでしょうか? たとえばいきなりいつもより1時間以上早く寝かせることは、体内時計の都合上誰であっても難しいでしょう。なので、コツは、いつもより30分早く寝かせて成功したらそれを1週間続け、また30分早く寝かせることを1週間続けて……を繰り返して、目標の就寝時刻に30分ずつ近づけていくことです。
「すぐ眠る」「ぐっすり眠る」「すっきり目覚める(布団からすぐ出る)」「朝の機嫌がいい」のが、睡眠が足りている合図です。また、平日も週末もほぼ同じ時刻に就寝、起床できるようになったら本当にパーフェクト。そうなるには何時に寝かせたらいいか、上記を参考にその子に最適な睡眠時間を探ってあげてください。大人がたとえば、5時間睡眠で何とか毎日を乗り切れていても、子どもにはその2倍以上の睡眠時間が必要なことをお忘れなく。
2.朝の「ルーチン」を作る
子どもは自分で正しい生活リズムをつくることができません。そこで、子どもが以下の「ルーチン」を毎日繰り返すように、親がサポートする必要があります。
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