アベノミクスという言葉は、もう飽きた

上がるイメージが誰にも浮かばなくなった、日本株の今後

冷静に理屈で株を買いたい人にはチャンス

そこへ、米国株の調整が起これば、日本株は下に触れやすくなる可能性が高い。そして、このシナリオを多くの投資家が予想しているだけに、今買い上げて行く気にならない。だから、動きが小さくなってくる。盛り上がりに欠けるのだ。

相場エネルギーが落ちたのだ。

これが株式市場においては致命的だ。株は勢いと気合、債券は理屈、為替はその両方、というのが本質だから、株式市場でいったんエネルギーが落ちてしまうと、理屈はどうであれ、大きく上がっていくシナリオは描けなくなっていく。これが日本の株式の現状だ。

今後は、様々なニュースが出ても、株式の動きは限定的だろう。さらに、株価が大きく動く瞬間があっても、それが大きなインパクトを金融市場全体、世界市場に与えることは徐々になくなっていくだろう。しかし、逆に言うと、だからこそ、冷静に理屈で株を買いたい人にとってはチャンスなのだ。

株式市場は、過去半年とは別世界に入ったのだ。

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非正規労働者が年末年始の待遇や病気休暇などについて正社員との格差是正を訴え、最高裁は格差は不合理で違法とする判決を出しました。一方で賞与や退職金についての格差是正はほぼ全面的に退ける判決も。非正規労働者の待遇は改善するのでしょうか。

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