猛烈な暑さが続いています。そして毎年、夏を迎える時期になると気になるのが、汗などの「ニオイ」。電車で、職場で、何だかぷーんとにおっていたら自分だった! なんて恥ずかしい思いをしたことはありませんか?
私が主催する営業部女子課メンバーに「外回り営業での暑さ対策」について聞いたところ、90%が「仕事中の汗が気になる」と答え、「着替えのシャツを持ち歩いたり、こまめにさらさらシートで身体を清潔にしたり、手入れをしている」とのこと。女性も女性なりに工夫しているようです。
女性から見た「ニオイ」問題。ここで興味深い調査結果をお見せしましょう。湘南美容外科クリニックのニオイに関するアンケート調査によれば、「男性の知人・友人を臭いと思ったことがある」と回答したのは、女性の中では8割。しかもそのニオイについて、「相手に伝えられていない」のがほとんど、という結果になったそうです。最近では「においによる嫌がらせ=スメルハラスメント」通称「スメハラ」とも言われるほど社会問題になりつつあり、通勤時間の朝から職場、帰りの電車まで、女性たちは終日ニオイに敏感になっているのです。
男性上司の皆さん。これは対岸の火事ではないのです。「誰も指摘してくれない」からこそ、今すぐに対策を講じなければ、社内崩壊に至るおそれがあるのです!
スメルキング上司、あらわる。
ここで「スメルキング」「究極おやじ兵器」と呼ばれている男性上司を紹介しましょう。この方は53歳の係長。もともと清潔感あふれるタイプではなく、「お風呂に入っているのかな?」と思うような汗クサイ体臭がつねにあり(そして加齢臭も)、さらに最近は胃が悪いのか、口臭がすさまじいということで、「ふぅー」と溜息をするたびに職場の女性陣は「せーのっ」と全員息を止めるのだそうです。もはや気の毒を通り越して悲惨としか言いようがありません。まさかシャツも洗ってないとか言わないでしょうね?
ニオイ上司「シャツ? 洗ってるよ~、え? でも臭う? あぁ、ほら、私、花の独身貴族だからさ、洗濯しても干すの面倒くさくて忘れちゃうのよ~。気になる?」
さすがはスメルキング! あの生乾き雑巾のようなニオイは、想像するだけで厳しいものが……。あ、こっそり自分にフレグランスボディースプレーかけている女性部下がいますよ?
おや? 向こうに自由に呼吸をしている女性部下たちがいますね。行ってみましょう!
なるほど、こちらの上司の方は周りからはどういう対策をしているのか、汗をかいてるはずなのに無臭ってくらいにおわない!と評判のノンスメルさん(54歳・部長)なのですね。無臭とはなんともうらやましいかぎりですね。汗をかかない方法があるのでしょうか?
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