「単語力」を伸ばさなくても英会話はできる 大切なのは「かみ砕き&言い換え力」だ

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「英語を話せる人」ならみんなやっている、ちょっとした工夫とは?(写真:Fast&Slow / PIXTA)
これからは、英語が不可欠だ。
そう言われ始めてから、はたしてどれくらいの時間が経っただろうか。会社からTOEIC受験を強制され、嫌々勉強しているビジネスパーソンも多いはずだ。しかし、「英語を使いこなせる日本人」は、なぜいまだにこれほど少ないのだろうか。
大前研一監修、ビジネス・ブレークスルー大学編の新刊『プロフェッショナル イングリッシュ』が刊行され、刊行記念イベントが行われた。執筆者のひとりであるスティーブ・ソレイシィ氏が紹介した、最強の「スピーキングトレーニング」の概要を紹介する。

 

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まず、英語で話すときのことを想像してみてください。皆さんは、言いたいことをぴったり表す単語や表現を知らなかったり、とっさに思い出せなかった時にはどうするでしょうか。

「英会話が苦手」という人の中には、単語や表現を知らないと頭の中が真っ白になって、「何も言葉が出てこない」という方も少なくありません。そういう方は、もしかしたら「自分が英語を話せないのは、単語力がないからだ」と感じているかもしれません。

ですが、実は「ピッタリな英単語・表現」を探すより、知っている簡単な単語を使って「かみ砕き&言い換え」るほうが、はるかに伝わりやすくなります。

実際、この「かみ砕き&言い換え」をマスターする、というか「別の言葉で言い換えて、かみ砕いて説明すればいい」ということに気がついただけで、それまでたどたどしくしか話せなかった人が、それをキッカケにスラスラと流暢に英語がしゃべれるようになった例を、これまでにたくさん見てきました。

そのくらい、この「かみ砕き&言い換え」は、英語がしゃべれるようになるために重要で、有効なテクニックなのです。

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