会話でスベり知らずの人の「フォロー言葉」

ピンチを乗り切る3つのコツ

みなさんも、スベったときには「今の、キャンセルでお願いします」「ツルンといっちゃいましたね」など、使えるフォロー言葉を用意してみてはいかがでしょう。

1つ目のジョークで笑ってもらえれば上等、もしそれがスベってしまったら、「フォロー言葉で場を和ませればいい」と考えておけば、どんなシーンも大きな気持ちで臨めるようになるのではないかと思います。

ピンチに直面したら「3カメ」でその場を客観視する

とはいえ、スベったりトラブルが起こったときなどは、パニックになってしまいがちですよね。こんなとき、冷静になるためには、会話中の自分を「引き」で見ている別視点の自分を持つことが有効です。私はこれを「3カメの自分」と呼んでいます。

テレビには、MCを映す1番カメラ(通称1カメ)、ゲストを映す2カメ、すべてを俯瞰(ふかん)する3カメ……など、いくつものカメラが配置されています。

普段、人が会話をしているときは「自分目線」の「1カメ」だけで話をしがちです。でも、「話している自分」と「相手」といった状況を引きで見ることができる「3カメ」ポジションを持つと、会話を客観的に見ることができます。

たとえば私の場合、ロケ現場でみんなを楽しませたいといろいろ頑張っているにもかかわらず、ぴくりとも笑わないカメラマンさんがいたとします。現場のスタッフさんの笑い声は、ロケがうまくいっているかのバロメーターなので、まったく笑わないカメラマンさんがいると、「まずいな、今回のロケ、面白くないのかな」と不安になります。

でも、「3カメの自分」がその撮影現場自体を俯瞰していたら……。ぴくりとも笑わないカメラマンさんに向かって笑いをとろうと必死な自分の姿って、ちょっと笑えたりするんですよね。空回りしている自分を笑える余裕ができたら、テンパらずに済みます。

もしみなさんが、大事なプレゼンや人前でのあいさつなどで、緊張してかみかみになってしまったら、1度「3カメの自分」になってみてください。

落ち着いて自分の姿を引きでとらえたうえで、「私、ずいぶんかみまくっていますよね。かむごとにみなさんの“イラッ”という心の声が聞こえてきます。もう少し温かく見守っていただけるとうれしいです」などと言えば、緊張が伝わっていた周りの人の気持ちも、ほぐれるのではないでしょうか。

このように、言葉を工夫することで、会話をスムーズにすることができます。言いにくいことを相手に伝えることもできます。

しかし、時には、伝え方を変えるだけでは解決できないピンチも訪れます。たとえば、「先輩に仕事のミスを押し付けられた」なんていうとき。後輩の立場からすれば「先輩の言っていることはうそです」とも言えないし、かといって、そのままにしておけば自分の評価が下がってしまう……という、板挟みの状態です。

また、「どうしてもやりたくない仕事を、カドが立たないように断りたい」という状況もあるでしょう。

次ページどちらかに決めなければならないときは…
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