「3Dプリンタ市場は、これから急成長する」

世界2強の一角、米ストラタシスのライスCEOに聞く

オバマ政権が後押し

――目下、まさにオバマ政権が推進しているところです。

オバマ大統領は2つのことを言っています。1つが教育。あともう1つ、製造分野における革新です。金型を使った製造方法では、リードタイムが非常に長くなる。カスタム生産も難しい。ところが、3Dプリンタによる積層造形であれば、よりカスタマイズ化された製品の製造が可能になります。

メーカーボットの買収により、材料にメタルを使う3Dプリンタ以外を除けば、ストラタシスがリーディングカンパニーのポジションを確立したといえます。

――メタルをカバーする予定は?

メタルは非常に面白いマーケットだと考えており、調査もしています。まだ具体的なスケジュールはないですが、将来的にはそこに踏み込むかもしれません。

――競合の3Dシステムズをどのように見ていますか。

3Dシステムズは、ストラタシスとは全然違う会社だと思います。両社とも非常にいい会社だと思いますが、彼らは3Dプリンタ以外の分野にも多角化しており、ソフトウエア、サービスもやっています。それに対し、ストラタシス社はより集中しており、ハードウエアという観点で3Dシステムズよりも先端を行っていると思います。

例えば当社の「オブジェット・コネックス」という製品。2種類の素材を噴出して造形する3Dプリンタですが、これは最先端の3Dプリンタといえます。200人の研究開発要員がおり、予算として年間4000万ドルを研究開発に費やしています。

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