牛角とはなまるで「太りにくい」メニュー選び 「シンプルなうどんほど太る」という逆説

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ハッキリ言います。麺だけのうどんは、ダイエット食どころかデブ飯なのです。うどんの栄養素は炭水化物がメイン、つまりほぼ糖質です。ただでさえうどんは食後の血糖値が上がりやすい食品なので、タンパク質や脂質分を一緒にとらなければ、血糖値は急上昇し、肥満のもとになってしまうのです。よかれと思ってうどんの麺だけ食べるのは、ヘルシーに見えて実は逆効果です。

トッピングには何がベストでしょうか。答えは、さまざまな栄養素が一度にとれる卵。特に、熱を入れた半熟の卵は、タンパク質を効率よく吸収できるので、「温玉ぶっかけ」はうってつけのメニューです。

ついでに、自分で追加できるトッピングの天ぷらはどうでしょうか。基本的に、天ぷらは揚げ物なので積極的にお薦めはできませんが、麺だけ食べるよりはマシ。種類によっては、足りない栄養素を補うことができます。たとえば、ビタミン不足の人には「季節のかき揚げ」「かぼちゃ天」「さつまいも天」など。タンパク質不足の人には「えび天」「いか天」「ちくわ天」などがお薦めです。気をつけたいのは無料の天かす。ついササッと入れたくなりますが、大さじ3杯で約100キロカロリーもあります。油の塊を追加するようなものなのです。

牛角では「牛タン塩」と「牛角カルビ」を比較

次は牛角。リーズナブルな価格の焼き肉レストランチェーンです。席に備え付けられている七輪で焼くのが牛角のスタイル。店内は落ち着いた雰囲気で女子も入りやすいお店です。セレクトしたメニューは「牛タン塩」と「牛角カルビ」。あえて選ぶならどちらがよいでしょうか。

太りにくさを考えるなら、「牛角カルビ」よりも「牛タン塩」がお薦めです。みんな大好きなカルビですが、数字で比べてみると差は一目瞭然。脂肪分たっぷりで、カロリーと脂質は牛タンの約2倍です。

牛タンも脂肪分が少ないとはいえませんが、ビタミンB1や鉄分を多く含んでいて栄養満点。かみごたえもあって、少量でお腹いっぱいになるのもうれしいポイントです。レモン汁をつけて食べれば、胸やけしにくく、代謝もアップ、ビタミンCがとれるなど、プラスアルファの効果もあります。

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