意外と簡単!なのに奥深い「馬券」の買い方 競馬、それは戦略がキモの「知的ゲーム」

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緑のマークカードは最も一般的で、全種類の馬券が買える。競馬場名、レース番号と買いたい馬券の式別を記入。単勝・複勝なら左端の「1頭目」と記載があるところで、買いたい馬の馬番を塗りつぶせばいい。金額は数字と単位を組み合わせる。100円なら1と百円、1500円なら10と5と百円の組み合わせだ。これが最も簡単な買い方だ。前日発売は、前日から発売しているGⅠや重賞レースを買いたいときだけ記入すればいい。

馬連や枠連を買う場合には左端の「1頭目」と真ん中の「2頭目」を組み合わせて買いたい馬番や枠番を塗りつぶす。金額は単勝・複勝と同じ要領だ。馬単の場合は左端から勝つと思う馬を順番に記入する。3連複は左端、真ん中、右側と買いたい馬の馬番を1頭ずつ塗りつぶす。3連単なら順番通りに左端から1頭ずつ記入すればいい。

同じような緑色のカードでライトカードというのもある。こちらは少し数字が大きくなっている。筆者のようなやや老眼が進んできた者にはやさしいカードだ。こちらも全種類の馬券が買える。

全種類の馬券が買える緑のマークカード(上)と、「ながし馬券」用の青のマークカード。鉛筆で競馬場やレース番号、「単勝」「複勝」などを塗りつぶして使う

期待する馬から一気に買う「ながし馬券」

青のマークカードは「ながし馬券」を買いたい人のためのカードだ。「ながし」とは、馬券を買う際に、「軸」にする馬や枠を決めて、「相手」と呼ぶ何頭(枠)かに「ながし」て、その組み合わせを一気に買う方法だ。軸とは、自分のレース予想の軸という意味だと考えてもらえばわかりやすい。自分が本命だと考えたり、少なくとも2位以内、3位以内に来る強さがあると思う馬のことだ。

カードの片方の面は連複ながしで、基本はまず「枠連」「馬連」など馬券の種類を指す「式別」を選ぶ。枠連、馬連、ワイドの場合は1頭軸を決めて塗りつぶした後、相手を選んで記入する。この場合、軸は1頭だけ。選んだ相手数に応じて、金額は均等に増えていく。3連複は1頭を軸にする場合と2頭を軸にする場合とがあるので、軸1頭か軸2頭かを選んで塗りつぶし、軸馬を選んで記入する。

その裏面は連単ながし。これも馬券の種類を選択する。馬単なら1着から流す場合と2着から流す場合があり、まずは軸の買い方を決める。軸になる馬番を塗りつぶし、軸から組み合わせる「相手」の馬番を選んで金額を決める。3連単は1着から流す場合や、2着、3着から流す場合があり、同じように「相手」を選んで金額を決める。この場合に「マルチ」という所に記入すると軸馬が1着でも2着でも、3着でも当たるながし馬券が買える。ただ、購入点数が通常のながしより大幅に増えるので、その分、購入金額が高くつくことも考慮に入れなければならない。

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