赤のマークカードはフォーメーションとボックス。そもそもフォーメーションとボックスの特徴や違いが、ややわかりにくい。フォーメーションは着順を予想して着順欄に記入すると、そのすべての組み合わせが買える。つまり3連単で1着に①②、2着に①②③④、3着に①②③④⑦⑧と記入すると24通り(1着2通り)×(2着3通り)×(3着4通り)の組み合わせが買える。軸にする馬を何にするか迷って2頭それぞれから買いたいという場合には使いやすいカードだ。ボックスは選んだ馬の組み合わせを一度にすべて買う方法。ボックスで①②③④と記入すると馬連・枠連・ワイドなら6通り、馬単なら12通り、3連複なら4通り、3連単なら24通り買える。
馬券の購入は自動発売機にお金を入れてマークカードを入れるだけ。あとはすぐに馬券が出てくる。買う前に記入ミスがないようにじっくりと確認してほしい。うっかりミスでも機械はそのまま発券してしまうからだ。もし、実際に買おうとしてみて、戸惑ったりしたら、手元のスマホなどでこの記事を読んでほしい。
購入した馬券が的中していれば自動払い戻し機で払戻金が簡単に出てくる。馬券は払い戻してしまうと手元には残らない。買ったことを記念に残しておきたい場合には競馬場の「インフォメーション」窓口のコピーサービスを使ってほしい。
ネットで海外馬券も買える時代に
ここまでは実際に競馬場やウインズで馬券を購入する場合。競馬場やウインズなどの場外馬券売り場に出掛けなくてもインターネットや電話で投票する方法もある。JRAが指定する銀行の口座を持っていればJRAのホームページから登録してすぐに馬券が購入できるのが「即PAT(ソクパット)」だ。これは平日に発売する地方競馬や、凱旋門賞などJRAが国内で発売した海外馬券も買える。
インターネットだけでなく電話のプッシュホン回線でも買えるのが「A-PAT(えーぱっと)」。JRAの指定銀行の口座を持っていれば登録できるが、利用開始まで2~4カ月かかるのが難点。クレジットカードで馬券が買える「JRAダイレクト」もある。こちらはほぼ「即PAT」と同じだ。
ここまでが馬券を買うまでの「キホン」になる。もちろん、どの馬が勝つのかを予想して買うわけだが、そこで大いに役立つ出走表(新聞などに掲載される、出走馬に「◎」や「△」など評価の印を付けた表)の見方などは、また別の機会に述べたい。
私としては、初心者の方にはまず、当たりやすい単勝や複勝で楽しんでほしいと思う。競馬場には出走馬を来場者の間近で見せる「パドック」があるが、そこで見て毛色や姿形がかっこいいと感じた馬の馬券を買うのもいい。名前が気に入ったというのも、すてきな出会いだろう。武豊など騎乗する騎手の名前を知っていたからというのもアリだ。実は、ベテランのファンもこうやって馬券を買うことがある。少額でもいいので、できれば馬券を買ってほしい。そうすれば、的中したときに、競馬の楽しさをよりよくわかってもらえるからだ。
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