「強いて言うなら…全体的におかずが茶色すぎるかな?」 竹内涼真が好演『じゃあ、あんたが作ってみろよ』に見る"変化"

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『じゃあ、あんたが作ってみろよ』
竹内涼真が"化石男"を演じて話題となった『じゃあ、あんたが作ってみろよ』。昭和のドラマと比較すると、日本男児のアップデートがよくわかる…?(TBSテレビ公式サイトより)
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様々な配信サービスが普及した昨今。昭和・平成の名作ドラマを気軽に観られるようになりました。その結果、現代との価値観の違いにカルチャーショックを受けることも。
Z世代のドラマウォッチャー・批評家のドラジさんが、昭和・平成初期の名作ドラマを、あえて"今の目"で観ることで、"社会の変化"を探る本連載。第2回は、『池中玄太80キロ』をお届け。直近のヒットドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』と比較することで見えてくる、男性と家事との関係性の変化とはーー。(前編はこちら

前編では『池中玄太80キロ』(日本テレビ系)で描かれた、家事はせず、仕事に全力投球することが求められた男性像に迫った。

妻に先立たれ、その連れ子である3人の娘たちと暮らすなかで、“仕事の成功を通じた一家の大黒柱“になろうとしていた玄太。仕事に没頭する一方で、料理や掃除などは一切やらない……という訳ではないものの、「炊事とか洗濯ばっかりやってたんじゃ娘たちの望むような父親にはなれねーかもしれないな」と語る姿は、20代の筆者にはなかなか驚きだった。

主人公・池中玄太と3人の娘たちの共同生活を通じて、様々出来事が繰り広げられるドラマ『池中玄太80キロ』。パートⅢまでの連続ドラマおよび3本の単発ドラマが制作された人気作品だ(画像:hulu

同作品のシーズン1が放送された1980年は成長神話とムラ社会が成立していたことが大きく影響していると考えられる。ドラマは社会を映す鏡。登場人物たちには、その時代時代の「在るべき姿」が反映されるものだ。

では、現代ではどのような男性像が描かれ、視聴者から支持されうるのか。それを考えるヒントになるのが、2025年にもっとも話題となったと言っても過言でないドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)だ。

激ヤバ発言のオンパレードで話題に

「強いて言うなら全体的におかずが茶色すぎるかな?」「あやまらないで! 鮎美ならもっと上を目指せるって意味でのアドバイスだから」

2025年に放送された『じゃあ、あんたが作ってみろよ』は第1話から主人公・海老原勝男(竹内涼真)の激ヤバ発言のオンパレードで瞬く間に話題になった。

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