21. 喫茶店の数が最も少ないのは秋田県で220軒
22. 人口に対する喫茶店の数が多い都道府県ナンバー1は高知県。2位は岐阜県、3位は愛知県
23. 年間支出喫茶代(2人以上世帯)の全国平均は5128円
24. 都市別の年間支出喫茶代は岐阜市が1万3360円でトップ、2位名古屋市1万3240円、3位東京区部8385円
25. 国内で年間に消費されるコーヒーはおよそ500億杯
26. 1878年、神戸元町の「放香堂」が店頭でコーヒーの提供を始める。これが日本初のコーヒー店とされる
27. 東京では1888(明治21)年、上野黒門町に開店した「可否茶館」が最初のコーヒー店
28. 可否茶館にはビリヤード台やトランプ、風呂までもが完備され、コーヒー1杯の値段は1銭5厘だった
29. 可否茶館が営業を開始した4月13日は「喫茶店の日」
文化人たちの社交場としてのカフェ
30. 日本で最初に「カフェ」の名を冠したのは、画家の松山省三が1911年に銀座で開業した「カフェ・プランタン」
31. 同年、同じく銀座に「カフェ・ライオン」開業。洋食、洋酒を中心に揃いの衣装を着た女給が給仕するカフェ
32. 続いて銀座に「カフェ・パウリスタ」も開店。ブラジル政府よりコーヒー豆の無償供与を受け、一般市民が低価格で本場のコーヒーを味わえる貴重な場として賑わった
33. 明治末期にできたこれらのカフェは文化人たちの社交場で森鴎外、谷崎潤一郎、北原白秋、芥川龍之介、平塚らいてう、市川左團次らが出入りした
34. 昭和初期には女給の接待を売りにする風俗色の濃い飲食店を「カフェー」と呼ぶようになった
35. この頃から風俗営業のカフェーと区別して、コーヒーや軽食を提供する店を「喫茶店」と呼ぶようになった
36. とくに酒類を扱わない喫茶店は「純喫茶」と称した
37. 1929(昭和4 )年から風俗営業がメインのカフェーは厳しい取り締まりの対象となり、以降急速に減退していく
38. 日本の最初の“喫茶店ブーム”は1950年代以降。歌声喫茶、ジャズ喫茶、名曲喫茶などが大流行
39. 1960年頃からは個人経営の店が主流となり、店主のこだわりが反映された喫茶店が人気を獲得した
40. 1964年の東京オリンピック前後には同伴喫茶、深夜喫茶、漫画喫茶、電話喫茶なども登場
無料会員登録はこちら
ログインはこちら