ダイエットの真実をどれだけ知っていますか この蘊蓄100章に「痩せる知恵」がある

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日本では老若男女を問わず、絶えず、ダイエットが流行しているが…(写真:lightsource / PIXTA)
モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ。「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。
蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「ダイエット」。あっという間に身に付く、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。
この連載の一覧はこちら

01. 「ダイエット」とは規定食という意味で、美容や健康の保持のために食事量や内容を制限することをいう

02. しかし先進国では栄養過多による肥満の割合が高いため「痩(や)せるための規定食」という意味でも使用される

03. 本来エクササイズなど痩せるための諸活動は含まれないが、日本ではそれも含めてダイエットと表現される

04. 規定食としてのダイエットのひとつに、「総摂取生理的熱量(カロリー)を規定量にする」方法がある

05. 食事の総カロリーに一定の上限を決め、「摂取カロリー < 消費カロリー」の状態を目指す

06. その状態を保つことで徐々に体脂肪や体重が減り、美容的にも健康的にもよい効果をもたらすという

07. もうひとつが「過剰な成分を減らす」方法。肥満の場合、脂質を減らすと同時に糖分や炭水化物もセーブする

08. 食品全体の量を減らし、代わりに低カロリーかつ食物繊維を多く含む食品や水などに置き換える方法もある

09. 食品ではなく、就寝前に食事をとらないなど「時間的な制限」を行うのも規定食としてのダイエットである

適正体重のひとつの目安は

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10. 肥満か否かは各人の体重・体型によるが、「BMI指数」を用いることで簡易的な判断ができる

11. 「体重/身長2」からなる指数で、それが18.5以上25未満であれば「普通体重」と判定され痩せる必要はない

12. 指数が25以上の場合は「肥満」と判定されるが、BMI指数は絶対ではなく体脂肪率など多角的判断が必要

13. 肥満解消にエクササイズを行う場合、運動中に消費しているカロリーだけでは痩身効果は望めない

14. 運動することによって筋肉量が増え、その結果「基礎代謝量」が増すことでじわじわと効果が表われるのである

15. 世界で初めてダイエット方法を唱えたのは、162年からローマ帝国で活躍したギリシャ人医学者ガレノス

16. 彼が考案した方法は「しっかり運動し、休養し、健康によいものを食べる」というもの

17. 現代では当たり前の〈運動・休養・食事〉の三原則だが、当時のローマ人には短期間で痩身(そうしん)できると評判だった

18. 1863年、英国で葬儀屋を営んでいたウィリアム・バンティングが『肥満についての手紙』という公開状を発表

19. 自らのダイエット体験を記したこの書はベストセラーとなり、現在では「世界初のダイエット本」とされる

20. 医師が勧めるあらゆるダイエット方法に失敗したバンティングは64歳で身長167センチメートル、体重91.5キログラムあった

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