10年前というと、まさにバブル崩壊後から始まる「失われた20年」の直中にあった時代。デキないオトコはいまだに10年前の必修科目にあこがれますが、デキるひとは次の時代に向けたスキルを目指しています。今回はデキるひととデキないオトコの違いを、身に付けたいスキルによって見分ける方法をご紹介します。
まずはデキないオトコがあこがれる「専門性」について。男この病の背景にあるのは、経営危機に陥る日本企業やリストラされるオジサンたちを目の当たりにした不景気のあの頃。そこで、当時の働くオトコたちの間には、これからは「食べていく」ために専門スキルを身に付けて、「差別化」を図らなくては!という価値観の変化が起きました。
これはちょうど、「プロフェッショナル」とか、「ハイパフォーマンス社員」といったコンセプトが生まれた時期と重なります。今でもデキないオトコが「専門性もちたい」病にかかっているのは、この頃の強烈な印象が残っているのが原因のようです。
ただ、デキるひとは10年前から「専門性」より大事なことに気づいていたようです。10年前、あるデキる先輩コンサルタントとの会話を今でも強烈に覚えています。
先輩:「オマエの専門って何?」
ボク:「○○です」
先輩:「あ、そう。オレはその分野の専門じゃないけど、圧倒的に勝てるよ」
デキるひとは「専門家」より「初心者」であろうとする
その当時はカチンと来ましたが、冷静に考えるとまさにその通り。10年後の今は、その先輩が言いたかったことがわかります。デキるひとは「専門性」よりも大事な、以下の「3つのお作法」に気づいていました。
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