デキないオトコが「専門性」を持ちたがるワケ 専門性より大事な新「読み書き算盤」とは?

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① 初心者になる

未経験の仕事では、あえて初心者目線を心がける。専門家にはアタリマエなことが、実は大きな課題だったりします。あえて初心者目線で、恥ずかしがらず初心者目線の質問をする。

② 体系を理解する

まずは大まかな工程や全体像を体系的に理解する。初めて製造の仕事をするときは、「調達→加工→物流」のように大まかな3工程の理解から始める。デキないオトコは細かい専門知識を先に覚えようとして迷宮入りします。デキるひとは、専門知識は仕事をしながら自然に身につけられると考えて、後回し。先に全体像を理解するので、キャッチアップが早い。

③ 異分野の考えを応用する

自分がよく知っている異分野の考え方を、新しい仕事にも応用してみる。たとえば、製造業の在庫管理の考え方をタスク管理に使う。飲食店の接客サービスの仕事術を、事務職の業務改善に応用する。専門家の凝り固まった頭では思いつかない解決策が生まれやすい。

デキないオトコが頑張って身に付けたつもりの専門分野でも、デキるひとはすぐに軽々と超えてしまう。この会社でよく見る現象は、デキるひとが新しい仕事でもすぅっと自分のものにしてしまう、汎用的なお作法を重視していることが原因でした。

デキないオトコの考える「読み書きそろばん」

次は英語とIT。10年前、IT起業家やコンサルタントが唱えた「現代の読み書きそろばん」というコンセプトがありました。それが、

読み→英語
 書き→IT
 そろばん→会計

です。英語を使って世界を相手に仕事する、PCや新しいテクノロジーを活用する、複式簿記を理解してコンサル的思考をする。当時重要視された3つのスキルをうまく表現したコンセプトです。デキないオトコがつけたいスキルに、なんだか似ていますね。

DFDN(デキるフリしたデキない)オトコは、この現代の「読み書きそろばん」に、まだ縛られている傾向にあるようで、しょっちゅうこんな相談を受けます。

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