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世の中の「ランキング」は本当に信頼できるか 偏差値、幸福度、モテる職業…それって本当?

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  • 嶋田 毅 グロービス経営大学院教員、グロービス出版局長
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一方で、この偏差値ランキングは、その大学の学生の学力を反映しているでしょうか? 答えは否です。これはいくつかの理由によります。

「大学の偏差値=学生の学力」が間違っている理由

まず、そこに示されている偏差値は、あくまで試験を通るために必要なラインであり、合格者の平均値や中央値ではありません(厳密には「60%合格率」などの数字を用いたりするので、ボトムラインとは異なるのですが、ここでは話を単純化するために、ほぼ同じものと考えます)。

たとえば偏差値70前後がボリュームゾーンのA大学と、偏差値75くらいのかなり優秀な学生がたくさん合格しているB大学があったとして、合格ラインが偏差値66であれば、両校とも偏差値66の大学としてランキングに現れてしまうのです。

第2に、そもそも合格者と入学者は異なるという点があります。合格者がすべてその大学に入学するわけではありません。一般に国立大学のほうが歩留まりが高いのに対して、私立大学は低くなります。もちろん、私立大学間でも当然大きな差があります。

試験だけが大学に入学する道ではないという事情もあります。付属校からの内部進学もあれば、AO入試による入学者も近年、非常に高い比率にのぼっています。こうしたことから生じる試験合格者と入学者のミスマッチは非常に大きなものがあります。

そのほかに、以下のような要素も無視できません。

・入試科目が増えるほど偏差値が低めに出る傾向がある。それゆえ国立大学のほうが見た目の偏差値が低くなりやすい

・理系は医学部が全体レベルを引き上げてしまうため、他の学部の偏差値が低く出る傾向がある

・入試で頑張った学生が必ずしも大学の勉強を頑張ってするわけではない。怠けているうちに学力は下がってしまう

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