世の中の「ランキング」は本当に信頼できるか

偏差値、幸福度、モテる職業…それって本当?

ランキングは、その気になれば「操作」できることが少なくありません(写真 :Ushico / PIXTA)
すべての答えは「基本」にある。ビジネススクールの2年間で学ぶ必修知識&フレームワーク が「1フレーズ」ですっきりわかるをコンセプトに、1冊にまとめた『MBA 100の基本』をこのたび上梓したグロービス経営大学院教授である著者が、ビジネスパーソンとして知っておくと役に立つ、MBAのエッセンスを伝授します。

 

2016年は、夏季五輪や米国大統領選挙が必ずある4の倍数の年でした。昨年はいつにも増して激動の年、予測不能のことが起こる年だったといえるでしょう。

その数字に信頼性はあるのか

『MBA100の基本』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

ところで、年末年始になると必ず「今年の10大ニュース」「今年の○○ランキング」「来年の△△予想ランキング」の類が発表されます。冬休み中にそうしたニュースに触れられた方も多いでしょう。本稿では、そうしたことに代表される、ランキングやそのベースとなる数字の信頼性について改めて考えてみたいと思います。

皆さんも日常、何らかのランキングに触れながら生活されているはずです。それらを見ては一喜一憂したり、中には重要な意思決定の参考にされる方も多いでしょう。たとえば受験生のお子さんを持つ親の立場の方は、入試を控えたこの時期、学校の偏差値ランキングや合格率判定の数字に非常に敏感になられていると思います。

その中でも大学の偏差値やランキングなどは、予備校の豊富な情報やノウハウをベースにしているため、その大学に合格できるか否かを判断するうえで、非常に有用なデータです。

次ページ偏差値は学生の学力を反映しているのか?
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナショックの大波紋
  • iPhoneの裏技
  • コロナ戦争を読み解く
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
テレワーク総点検<br>コロナで広がる働き方格差

緊急事態宣言下で当たり前になった「テレワーク」。業種や職種によって実現度合いに大差がつき、この数週間で働き方の格差が広がったといえるでしょう。在宅勤務の課題を総点検し、コロナ後の働き方を考察しました。