デジタルとアナログの対立はもう意味がない

2017年以降に流行る新しい商品・サービス

デジタルが現物というアナログに化けるケースも出始めています(写真:chombosan / PIXTA)

デジタルとアナログ。

近年では、この二項対立を語ることは、もはや遺物となりつつある。たとえば、「ポケモンGO」は現実社会をゲームで拡張させた。これはすでにバズワードの拡張現実(AR=Augmented Reality)の技術を使ったものだ。プレイステーションVRは、文字どおりバーチャルリアリティ(VR)で、ゲーム空間と現実の境界をあいまいにさせた。

デジタルカメラはもう1億画素の世界に突入した。これは人間の能力を遥かに超えたデータ量を1枚の写真が持つことを意味する。デジタルとアナログの対立ではなく、デジタルはアナログを飲み込み、消費や文化を浸潤しようとしている。そうすると、デジタルの中で人間が生きていくことになる。

最新テクノロジーを生かしたサービス

善悪の判断は置いておいて、確かに次世代を感じさせる商品やサービスが出てきている。最新テクノロジーを生かして2017年以降にトレンドとなりそうな商品やサービスを紹介しよう。

1.デジタル人間管理

スマートフォン、スマートファクトリーの次は、スマート衣料だ。たとえば、グーグルはProject Jacquardを開始している。これは衣料にセンサーを編み、衣料の接触で各種のデバイスを操作しようとするものだ。そしてこの繊維に編み込まれるセンサーは、将来的には各ユーザーの健康状態も管理するようになり、デジタル健康管理が実現していく。あるいは、衣料の形をとらないかもしれない。フィッザニアは体を使ったゲームで健康検査を行う。ゲームに没頭しているうちに、ユーザーの体の動きを察知し、ユーザーが意識せずとも分析してくれる。

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