一方、100円ショップのiPhoneケースにしている女子高生もいます。実は100円ショップのiPhoneケースにもさまざまなデザインがあるのです。100円ショップ「ザ・ダイソー」はプリントシール機の製造販売をしているフリューのプロデュースによる「ガールズトレンド研究所」というブランドでiPhoneケースを販売しています。手帳型のケースは200円でしたが、通常のiPhoneケースは100円で購入できます。それ以外にも、イラスト入りのデザインやもこもこの毛がついているものなど、高くても300円程度でキュートなケースが手に入ります。
また、390円ですべての商品が買える「サンキューマート」、本と雑貨が一緒に陳列されている「ヴィレッジヴァンガード」など、中高生に人気のショップでもiPhoneケースが鈴なりになって売られています。これらの店ではクリエーターによるデザインなど、個性的なケースを買うことができます
スマホケースの購入頻度は、限られたお小遣いの中で購入するため人それぞれですが、数カ月に1回程度買い替える人が多いようです。
iPhoneをしっかりケースで守っても、落とす機会が多いので割れてしまう――。ではなぜ、割れたままにしているのでしょうか。
話を聞いた女子高生は「直すおカネがあったらほかに使いたい」と言っていました。iPhoneの画面が割れたとき、 AppleCare+など保証の有無や機種、破損の度合いにもよりますが、3400~3万4800円の修理代金がかかります。iPhone本体の代金を親に出してもらった人でも、「壊した責任として自分で修理代金を払いなさい」と言われるシーンが容易に目に浮かびます。画面が割れていてもLINEはできるし、自撮りもできるし、となったら、修理は後回しにしてコスメや雑貨などを買いたいのです。
「どうせまた落とすし」
また、修理に行く時間や手間を惜しむ人もいます。女子高生は学校、部活、アルバイト、塾など、スケジュールがびっしり埋まっている場合が多いのです。店舗が開いている時間帯に「Genius Bar」やApple正規サービスプロバイダ、特定のキャリアショップに持ち込むとなると、つい先延ばしになってしまいます。数時間で修理が完了する場合もありますが、損傷が激しい場合は1週間程度、iPhoneを預けることになります。
1週間もiPhoneがないなんて、女子高生にとっては考えられない事態です。代替機を借りられるケースもありますが、必ずしも自分のスマホと同じ機種とはかぎりません。Twitterでは、代替機にLINEを設定するときにトーク履歴が消えてしまって、悲しみにくれる人たちの声が見られます。
「どうせまた落とすし」と言っている女子高生もいました。確かに、きれいに直してもまた落とす可能性は非常に高いのです。とはいえ、画面が割れてしまったら、破損がひどくならないうちに修理することをおすすめします。
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