中学受験する子が知るべき「算数」のコツ ケアレスミスはこうすれば激減する
方法1:「3の倍数判定法」を使う
まずは、「3の倍数判定法」を使う方法です。「すべての位(くらい)の和が3の倍数になるとき、その数は3の倍数になる」という性質があります。
555のすべての位の和は、5+5+5=15です。15は3の倍数なので、555も3の倍数であることがわかります。そして、「555÷3=185」より、185も555の約数であると導けます。
最小公倍数で導く
方法2:「3と5の最小公倍数15」の利用
方法1により、555は「3の倍数でもあり、5の倍数でもある」ことがわかります。そして、3と5に共通の倍数の中で最も小さいもの=最小公倍数が15です。約数の最小公倍数もやはり約数となるので、ここから、555の約数に15が含まれることがわかります。そして、「555÷15=37」より、37も555の約数であることを導くことができます。
方法3:「111の約数に37が含まれる」という知識
数字に強い人は、知識として「111の約数に37が含まれる」ことを知っている方が多いです。「111の約数に37が含まれる」ことを知っていれば、そこから「555の約数にも37が含まれる」ことを導くことができます。
方法4:約数の個数を調べる
素因数分解からこの問題をチェックする方法もあります。素因数分解とは、整数を素数(1 と自分以外の数では割り切れない数。2、3、5、7、11、13、17など)だけの積で表すことをいいます。たとえば、「8」であれば、2の3乗(2×2×2)となります。
この問題の555を素因数分解(素数の積に分解)すると、3×5×37となります。3、5、37はそれぞれ1個ずつです。この、それぞれの個数に1を足して掛けあわせると、約数の個数が求められます(その理由は割愛します)。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら