日清食品が「炎上」しても攻め続けられる理由 無難な表現に終始したら思いは伝わらない

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日清食品が話題の企画を作り続けることができるのはなぜなのでしょうか(撮影:今井康一)

「WOMJアワード」の大賞に日清食品が選ばれた

今年も終わりが近づき、流行語大賞やヒット商品番付など今年、注目された話題がさまざまな賞(アワード)として表彰されています。今年は、日本のネット上におけるクチコミで最も話題になった企画を表彰する「WOMJアワード」が新設され、初の大賞に日清食品が輝きました。

日清食品といえば、今年の3月に放映した「OBAKA's UNIVERSITY」というテレビCMについて、視聴者からの一部から強い批判が寄せられたことで放送中止となったことが話題になったことを覚えている方も少なくないでしょう。

今回の日清食品の大賞受賞は、もちろんこの「OBAKA's UNIVERSITY」だけで選ばれているわけではありません。実は今年の日清食品は、「10分どん兵衛」に、チキンラーメンのバズ動画、さらには「謎肉祭」とネット上の話題を量産していた年でもあったのです。

謝罪形式の企画広告を展開した

簡単にそれぞれの企画をご紹介しましょう。

「10分どん兵衛」は正確には今年ではなく昨年12月に実施された企画になります。もともとは、タレントのマキタスポーツさんが提案した「お湯を入れて10分待ったどん兵衛がめちゃくちゃ美味しい」という自然発生の話題が起点。

それに対して日清食品はすかさずスピード対応で、謝罪形式のウェブサイトを展開。売り上げが前年比150%にまで伸びる驚きの展開になったそうです。

参考:日清食品「10分どん兵衛」がネットで話題化 売上50%増加した理由とは
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