アマゾンが「人工知能」で先端にいられる秘密

「人工知能」と「クラウド」の深い関係とは?

11月30日、アマゾンの人工知能サービスについてデモンストレーションを行うAWSのマット・ウッド氏(ストラテジー担当ゼネラル・マネージャー)

アマゾン・ドット・コムが提供するクラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」が急成長を続けている。ショッピング事業を基幹とするアマゾンの全体収益への影響度も高まっており、もはや屋台骨を支える事業と言ってもいい(決算数字については12月2日の記事を参照)。

しかし、である。そもそもシステム設計やプログラミングなどに関わっていないほとんどの読者にとっては、「AWSとは何なのかよくわからない」というのが正直な感想ではないだろうか。年に1回、米ラスベガスで行う開発者会議「re:Invent」(11月30日~12月1日)では「人工知能サービス」を発表したが、なぜクラウド事業者が人工知能に乗り出すのか、理解するのは簡単ではないだろう。

AWSとは膨大なサービスの総称

そもそも、AWSとは1つのサービスの名前ではなく、莫大な数のサービスの総称だ(英語では「Amazon Web Services」と複数形。日本語では、なぜか複数形ではないが・・・)。アップデートも含めて2015年に同社が発表したサービスは722個に及ぶという。今年はさらに増えており、1000に到達する見通しだ。まず、「いろいろなサービスを提供している」「どんどん新サービスを発表している」というところが、押さえておきたい第一のポイントだ。

「re:Invent」が開催された2日間だけでも、新たに発表された新機能は大量にあり、主だったものだけでも24項目に及ぶ。

そのうち11月30日にアンディ・ジャシーCEOが基調講演で明らかにした「Amazon AI」「Amazon Rekognition」「Amazon Polly」「Amazon Lex」といったサービスは、いずれも人工知能領域での新サービスだ。これらは、本イベントにおける目玉だったといえる。

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