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キンコン西野氏「肩書は、今すぐ捨てなさい」 炎上の先に見えた、「シゴトの未来」とは?

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  • 関田 真也 東洋経済オンライン編集部
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――個人の名前でそのまま仕事ができる時代に、肩書で行動に制約をつけることは大きなリスクになりえる、と。

そう。だから、肩書にこだわることはやばいんです。「お前、何屋さんなの?」ってすぐ聞きたがる感じとか、自分は何屋さんか言えないとちょっと後ろめたい気持ちになっちゃう、あの感じを、もう手放さないとやばい。でも、怒られるんですよね、そういうことを言うと……。

「初志貫徹であることが美しい」という意識がある

西野亮廣(にしの あきひろ)/1980年、兵庫県生まれ。1999年、梶原雄太と漫才コンビ「キングコング」を結成。活動はお笑いだけにとどまらず、3冊の絵本執筆、ソロトークライブや舞台の脚本執筆を手がけ、海外でも個展やライブ活動を行う。また、2015年には“世界の恥”と言われた渋谷のハロウィン翌日のゴミ問題の娯楽化を提案。区長や一部企業、約500人の一般人を巻き込む異例の課題解決法が評価され、広告賞を受賞した。その他、クリエーター顔負けの「街づくり企画」、「世界一楽しい学校作り」など未来を見据えたエンタメを生み出し、注目を集めている。2016年、東証マザーズ上場企業「株式会社クラウドワークス」の“デタラメ顧問”に就任

――なぜ、怒られてしまうのでしょう。一個人が肩書を変えたとしても、誰にも迷惑はかからないはずですが。

怒る人には、イチロー選手みたいにひとつの職業で、「初志貫徹であることが美しい」という意識が根底にあるんでしょうね。肩書をコロコロ変えるやつは、本当にチャラチャラしていると、とらえられがち。

あと、極論ですけど、僕が好きなことをしているからだと思うんです。つまり好きなことをしていない人に対して、「好きなことをできない自分はいいのか?」って不安を与えちゃうから。自分が好きなことをしているっていうのは、好きなことをしていない人に対して攻撃しているのと同じなんでしょう。

やっぱり人間だから、攻撃されるとやり返したくもなる。そんなことをしても何の解決にもならないから、みんなで好きなことをしたほうがいいと思うんですけどね。

でも、好きなことをやる以上は、それに対して攻撃する人はいなくならないと思います。アンチはやっぱり上手に付き合っていかないと。僕はアンチ超好きなんで、いなくなっちゃったら、ちょっとやばい。

――「アンチが好き」って、すごい発想ですね。

だって、アンチがいたほうが、情報が拡散しやすいじゃないですか。たとえば、アイス・バケツ・チャレンジ〈注:筋萎縮性側索硬化症 (ALS) の研究を支援するため、バケツに入った氷水を頭からかぶるか、米国ALS協会に寄付をする運動〉が、すごく盛り上がった時期がありましたよね。

「アイス・バケツ・チャレンジって、いい活動だね」って言う人もいたけど、一方で「病気のことを、あんなお祭り騒ぎにしていいのか?」とか、セレブ同士で回しているあの感じが鼻についた人とかが、「なんだよ」とか「よくないじゃないか」とか言って批判していた。でも、「それでもおカネが集まって人が助かるからいいじゃないか」とか議論をされている間、ずっとアイス・バケツ・チャレンジの宣伝になっていましたよね。

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【炎上は議論が生まれている状態だ】

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