最悪!「何でも自分でやりたい病」を治す方法

いちいち100点を目指してはいけない

「忙しい=偉い」と思っていませんか?(写真:センメー / PIXTA)
「この仕事は自分がやったほうが早い」「あの仕事はほかの人には任せられない」……このような思考の持ち主は、なんでもかんでも仕事を抱え込むことになり、結果的にプロジェクトが遅れることになります。
日本IBMのシニア・プロジェクト・マネジャーとして数百人のメンバーを抱える木部智之氏は、「外資系企業では、たとえ能力があっても、仕事を抱え込んでしまう人は無能と判断される」と言います。『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?』の著者であり、自他共に認める“スピード狂”である木部氏に、仕事のスピードが速い人が実践しているクールな仕事の任せ方について教えてもらいました。

 

「俺ばかりが仕事をして、ほかのメンバーは全然使えないよ」などと愚痴を言う人がよくいますが、それは自分自身が仕事ができないことを自慢しているようなものです。一人が仕事を抱え込んでしまうと、そこで仕事が滞留し、チーム全体の仕事が遅れる結果となります。

特に、あなたがチームのリーダーである場合は要注意。自分ばかりが仕事を抱え込んでしまって忙しくしていると、チームを動かすという最も重要な仕事をすることができなくなります。抱え込む必要のない仕事は手放し、ほかのメンバーに任せることが、チームの仕事効率を上げるポイントです。

忙しいことを「偉い」と思っていないか?

「デリゲーション」という言葉をご存知でしょうか。私の仕事環境では、わりとよく使われる言葉で、日本語では「委任」とか「権限委譲」という意味です。

世界的ベストセラーである『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)には、次のように書かれています。

「目標達成には、2つしか方法はない。自分でやるか、ほかの誰かにその仕事を任せるかだ。ほかの人に任せることをデリゲーションと言う」

リーダー、特に大きなチームや組織を率いるリーダーであればあるほど「デリゲーション」をうまく活用しなければいけません。

次ページ「デレゲーション」の目的は
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 最新の週刊東洋経済
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
人気の動画
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
生前贈与がダメになる<br>相続の新常識

相続をめぐる環境が激変しています。年110万円まで非課税だった生前贈与が税制改正により認められなくなる可能性も。本特集では相続の基本から、よくあるトラブルと解消法、最新路線価に基づく相続税額、さらに生前贈与の将来動向まで取り上げました。

東洋経済education×ICT