思考のスピードは「2本の線」で速くなる

自分で「超シンプルフレームワーク」を作ろう

シンプルに見える化することによって、文章や口頭で説明するよりもより分かりやすくなる(イラスト:YershovOleksandr / PIXTA)
複雑な話をもっと複雑にして、仕事でもめごとを起こす人。一方でどんな問題も、ささっとホワイトボードで整理して、解決の糸口を示せる人。その差は、「思考を整理する技術」にあります。物事を本当の意味でしっかり、深く考えるためには、まず、シンプルにする必要があるのです。今日から使える具体的な方法を、木部智之さん(『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?』著者)に聞きました。

 

「PPM」「3C」「4P/5P」……あなたは、これらの言葉を聞いたことはありますか? これらはビジネスの考え方をまとめた「型」、つまりフレームワークの名前です。世の中には、無数のフレームワークが存在します。ビジネス書で、これらを一生懸命学んだり、暗記したりしたことがある人も多いかもしれません。

しかし、これらのフレームワークを日々の業務のなかで「使う方法」がわからないという人も多いのではないでしょうか? 私自身、ふだんの仕事はシステム開発ですので、正直経営にかかわる「3C分析」などを行う機会はあまりありません。若い頃は、「フレームワークはコンサルだけが使うもの」「机上の空論」と思い込んでいました。

最近は、思考のスピードを上げたいと試行錯誤を重ねた結果、フレームワークをよく「自作」しています。

「2本の線」を引くだけ!

自作といっても難しいことは何もありません。線を2本書いて、軸の意味を決めるだけ。どんなに複雑な問題も、このフレーム(型)にはめるだけで、すっきり整理することができるのです。

とはいえ、ビジネスで起こることの9割は、2つの軸だけでは整理できないので、何かを捨てて、何かを選ぶという作業が必要になります。

話が複雑になると、自分自身の思考のスピードが落ちるだけでなく、誰かに伝えるときにも相手の「理解のスピード」が落ちてしまいます。チーム全員に言いたいことを理解してもらうためにも、2軸は有効なのです。

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