思考のスピードは「2本の線」で速くなる 自分で「超シンプルフレームワーク」を作ろう
「Segment-2、3」はひとつのスキルが長けているエリアです。新人から中堅にかけてのメンバーが位置し、プログラミング、業務どちらのスキルを持っているかは、新人からやってきた仕事に依存します。ここにいるメンバーは、長けてない方のスキルをつけさせるためのアサインを検討した方がいいでしょう。そうすることで、右上の「Segment-1」へとシフトさせるのです。
「Segment-4」は、基本的には、新人が位置するエリアです。 これから数年をかけて、どちらかのスキルを伸ばしていきます。IT業界では一般的にプログラミング(IT)スキルを最初に習得させていきますが、同時進行でITスキルと業務スキルを身に付けて右上に斜めに成長していく若手もいます。
なお、若手~中堅くらいまでだとこのエリアにいても許容されますが、中堅以上のクラスでこのエリアに留まっているメンバーは、ちょっと厳しい評価となります。
実例2 「マトリクス」――ヌケ・モレをなくす
仕事で大切なことは全体をおさえてモレをなくすことです。考えている範囲が局所的であったり、洗い出したものにモレがあったりすると、同じ時間をかけた仕事でも大きな結果を得ることができません。こうしたミスをなくすために役立つのが「マトリクス」です。
たとえば、自分の部署で取り扱う商品について評価し、売上・利益向上のためのアクションを検討する場合。縦軸に商品、横軸に売上・利益率、成長性をとります。さらに、評価、課題を洗い出しそれを解消するアクションを考えます。
このようにマトリクスで整理することで、関係するメンバーが商品について、同じイメージで理解・共有することができるのです。当然、説明の手間も省けます。
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