思考のスピードは「2本の線」で速くなる 自分で「超シンプルフレームワーク」を作ろう
そして何より大切なことは、致命的なモレがなくなるということです。もしも「あっ、商品Cについて調査が漏れていた!」「商品Dのアクションができていない」といったモレが途中で発覚してしまうと、その手戻り、解消にかかる時間とコストは計り知れません。
実例3 「グラフ」――説得する
誰かを説得したいときに使えるのが「グラフ」です。横軸に時間軸をとり、縦軸でその効果を示します。
あなたがある商品について、売上を伸ばすための施策を考えたとしましょう。「これから3ステップのアクションを行い、今の売上に比べてプラス30億を目指します!」ということを上司や上層部に提言する場合。下のような2軸で示すと、文章や口頭で説明するよりもより分かりやすく、相手が納得しやすくなります。
なぜ説得しやすくなるかというと、時間軸で段階を追ってみせていくことによって、具体的なアクションと、その実現のイメージがつきやすくなるからです。
この図では、次のような3つの施策をグラフで説明しています。
Step1 ― 広告拡大……既存の広告を拡大し、購買層の目に留まる数を増やします。プラス10億の見込み。
Step 2 ― 雑誌掲載……これまでは進出していなかった雑誌への広告掲載に切り込みます。プラス10億の見込み。
Step 3 ― 地方拡大……都市部中心の流通だけでなく、地方への流通にも力を入れる。プラス10億の見込み。
グラフによる説得は、上司だけではなく、自分のチームメンバーに説明するときも有効です。アクションと目標を共有することができて、チーム全体が同じ方向に向きやすくなる効果もあります。何に力を入れれば良いか、そして具体的な目標値もわかりやすくなります。
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