マックバカの体にはケチャップが流れている

OB・丸山鉄二氏に聞く(上)

外食の巨人――店舗数や売上高では他社を圧倒するマクドナルド。外食企業の最大手として、100円マックや「プレミアムローストコーヒー」の投入などつねに話題を集めている。一方で、24時間営業店や店長の未払い残業代の問題で労働環境には悪い印象があり、両極端のイメージで語られてきた。
ただ、はたしてそれは本当のマクドナルドの姿を写しているのか。マクドナルドに20年以上勤め、退職して新たなキャリアを歩むOBたちは、過去を懐かしみ、せきを切ったように“俺のマクドナルド”を語り出す。
今回は当連載で初めて外食チェーンを経営するOBが登場する。マクドナルド教の布教活動から、アメリカ駐在、転職と民事再生まで。マックバカが語った。

――マクドナルドに入社したきっかけは?

大学時代は4年間ナイトクラブでバイトをしていて、マクドナルドでバイトをしたことはありませんでした。4年になって就職情報誌を読んでいるときに、マクドナルドの「1国1城の主にならないか!」という見出しが注意を引きました。1971年にマクドナルドが日本に初出店してちょうど10年目で、店舗数が300店ぐらいの頃です。僕の実家も飲食店をやっており、もっと企業経営として飲食店をやってみたかった。それで入社を決めました。

実家が神戸だったのでその地域に配属をお願いしました。1981年4月に入社して、神戸三越のマクドナルドを経て、三宮にある店に配属された。この店は客席がないカウンターだけの店で、狭い店ですがレジが6~7台あって、月商3000万円売る店でした。神戸でいちばん忙しい店の1つで、毎日17~18時間働いていました。

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