マルちゃん正麺が大逆転できた「3つの改革」

衰退市場で起きた”革命”とは

世界初の即席麺、日清食品の「チキンラーメン」が発明されたのは1958年のこと。当時は即席麺といえば、麺の固まりが袋に入った袋麺だった。

71年、同じく日清食品から発泡スチロールのカップに入った「カップヌードル」が発売され、即席麺の歴史を大きく塗り替えることとなった。お湯を注ぐだけですぐに食べられるカップ麺は、急激に販売数を伸ばし、98年にはついに袋麺の生産量を上回った。袋麺は72年をピークに減少傾向が続いている。現在では、袋麺の生産量はカップ麺の約半分にとどまる(下図)。

ところが、衰退の一途をたどっていた袋麺市場に、突如、革命児が現れた。東洋水産の「マルちゃん正麺」だ。11年11月の発売直後から爆発的に売り上げを伸ばし、12年度は当初目標の2倍となる2億食を突破。自社カップ麺の看板商品「赤いきつね」に並ぶ売上数量を記録し、いきなり同社の看板ブランドに躍り出た。袋麺市場で長らく首位を守ってきたサンヨー食品の「サッポロ一番」を単月売上高で追い越すなど、まさに驚異的なヒットを飛ばしている。

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