メーカー復調、IT後退、時価総額トップ300 銀行、メーカー復調、ネットは後退

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メガバンク3社がトップ10入り

今回、自動車メーカー以上に時価総額の回復ぶりを見せたのがメガバンク。そろってトップ10入りを果たした。三菱UFJが12年3月末時点の3位から2位へ、三井住友FGが同9位から7位へ、みずほFGが同12位から9位に上昇。市場全体の回復にきれいに呼応した格好だ。来期PER(株価収益率=株価÷1株当たり純益、倍率が低いほど株価が割安)でみれば、いずれも10倍前後。過熱感は依然薄いともいえる。

一方、過熱化しているのが、ファーストリテイリングと三井不動産。ともにPERは30倍を超す。ソニーもPERは高水準だが、PBR(株価純資産倍率=株価÷1株純資産、倍率が低いほど割安)でみれば依然、1倍割れが続いており、業績の改善期待からも、まだまだ上値余地を残していそうだ。

なお、来期純益変化率について、ソフトバンクが「-」なのは、来期(14年3月期)はIFRS(国際財務報告基準)へ会計基準が変更され、今期(13年3月期)との業績比較ができないため。また新日鉄住金、パナソニックが「-」であるのは、13年3月期が赤字見通しのためだ。また、キーエンスが「-」となっているのは、6月決算から3月決算に決算期変更があり比較ができないためだ。

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