日本航空は税優遇なくても割安?
101位は復活上場となった日本航空で、時価総額も8000億円に近い。13年3月期の予想経常利益1770億円に対して、純益は1630億円であり、税負担が軽い。ROE(自己資本利益率=純益÷期末自己資本、大きいほど自己資本を効率的に使って儲けていることを示す)は34%にも達するが、仮に経常利益から税負担分として4割を抜いた1060億円で計算した場合でも、ROEは22%と水準は低くない。この場合の今期PERは7.5倍と依然割安感がありそうだ。
新年度に純益の急回復を見込むのが、NECと三菱自動車。NECはシステム構築が堅調なうえ、特損が減ることが大きい。三菱自動車は13年3月期に伸び悩んだ分、回復度合いが高まる。なお、三菱自動車のPBRは、優先株を発行しているため、算出していない。
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