メーカー復調、IT後退、時価総額トップ300 銀行、メーカー復調、ネットは後退

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鉄鋼大手は鋼材市況底打ち、株価も反発気運

時価総額1兆円を超えたのが72位のJFEホールディングス。28位の新日鉄住金とともに時価総額の回復が顕著だ。13年3月期は、中国を中心とした鋼材市況の悪化に悩まされ、在庫評価損が膨らんだこともあり、業績は苦戦した。ただ、株の持ち合いの多い業界だけに、合併前の新日鉄と住金が上期に計上した巨額の保有株評価損は、期末にかけての株価上昇で解消したもようだ。

鉄鋼メーカーの新年度は、原料価格の反発から鋼材価格は底打ちしており、スプレッドが多少悪化しても在庫評価益は膨らむ。円安転換により韓国材の日本市場への流入も縮小しており、大きな利益回復が見込めそうだ。足元の株価上昇ピッチは速いものの、それでもJFEの株価などは来期PER11倍、PBRは0.7倍を下回り、依然割安水準にある。

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