電力会社の「回復」度合い
時価総額4000億円台に数多く顔を出したのが電力会社。中国電力、九州電力、東京電力、東北電力の4社が登場。
「3.11」以前は時価総額3兆円を超えていた東京電力は、12年度前半は2000億円程度に低迷していたが、年度末にはやっと4000億円を回復した。規模の大きい中部電力と関西電力が8700億円まで戻したのに比べれば、補償問題を抱えるなど原発事故を引き起こした東京電力の先行きに悲観的な見方が多いのは当然だろう。
いずれにしても、原発が相次いで停止し、天然ガスなど原燃料コストがかさんでいることなどから、一部で値上げが通っても電力会社の事業環境は厳しいといえそうだ。
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