高すぎる市場の期待に苦しむ黒田総裁 いよいよ3、4日は日銀金融政策決定会合

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4月1日が月曜日というのはいい、ということをベテランサラリーマンから良く聞く。始まり、という気がするし、新入社員も、週末心の準備をして、イザ!という感じで行けるので、いいかもしれない。

日本の株式市場、為替市場は、新年度入りは日本だけだが、悲惨なスタートとなった。4月1日、ドル円レートは1円以上も円高が進み、株価は、日経平均で260円も下落した。J-REITに至っては、7%も下げ、2011年の震災以来の下落率となった。一体何が起きたのか。

実は、何も起きていない。

株式市場をはじめとする、金融市場における金融商品(為替も投資家にとっては金融商品だ)の価格とは何を意味するか。理論上はファンダメンタルズということになっている。実体だ。つまり、その金融商品が表す実体が変化するから、その価格も変化する、というのが理論だ。株式であれば、その企業の収益見通し、日本株全体なら、日本の大企業の収益環境の変化だ。

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