日銀・黒田新総裁の行動を、ズバリ予測しよう

意見は聞くが、安倍首相や財務省にも従わない?

いよいよ、黒田東彦日銀総裁が20日に誕生する。黒田総裁が、どのように考え、何をしていくか。「はずれ連発」を覚悟で、予想してみよう。読者の皆さんには、個別の予想ではなく、彼の考え方を伝えたい。それを、皆さんの個別の予想に役立てていただきたい。

妥協せず、信念を貫く黒田氏は総裁に適任

黒田氏は、私が大蔵省(当時、現財務省)に入省するときの、総務課長面接で初めて対峙した。内定をもらうためには、大蔵省の当時七局(主計局、主税局、銀行局(現金融庁)、国際金融局(現国際局)など)と官房など、確か10名ほどの総務課長と内定候補者1名との面接試験があった。

そのとき、主税局の総務課長だった黒田氏は、私の作成途上の学部の卒業論文に興味を持ってくれ、徹底的に議論した。すべての面接時間が、彼との議論だったと思う。その論文は、恋愛の経済学で、卒業時には大内兵衛賞(編集部注:経済学部で極めて優れた卒論に贈られる賞)をもらうことになるのだが、そんな奇怪な論文に興味を持ってくれ、議論してくれたのは黒田氏だけだった。

次ページ黒田氏は「原理主義者」が多い主税局の経験が長い
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 岐路に立つ日本の財政
  • 日本人が知らない古典の読み方
  • 賃金・生涯給料ランキング
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
悪用された「ドコモ口座」<br>セキュリティーに3つの問題

「ドコモ口座」を使った預金の不正引き出し事件。背景としては、回線契約がなくても口座が使える「ドコモ口座」自体と、安全性の脆弱なシステムで口座接続していた銀行側の双方に問題がありました。情報漏洩の経路も不明で、今後の対応が問われています。

東洋経済education×ICT