「寝る直前10分の勉強」が効果絶大なワケ できる子は「海馬の基本」を押さえている
そして、この海馬の「大きさ」は、生まれつきのものだけではありません。海馬は自分の努力で大きくすることができるのです。
人間の脳にある神経細胞は、生まれてから死ぬまで、右肩下がりで減っていきます。しかしその中でも海馬だけは例外で、増やすことができます。そしてその成長と深く関連しているのが「睡眠」なのです。
十分な睡眠が海馬を育て、睡眠不足は海馬を縮ませる……。その一番の原因は、ストレスにあると考えられています。
睡眠時間が不足すると、「たとえ自分がそう感じていなくても」心身ともに大きなストレスを感じます。深夜までやる気に満ちていて、集中力が続いていたとしても、心身は睡眠不足を感じている可能性があるのです。
睡眠とストレス、海馬の関係
では、年相応の必要な睡眠時間はどのくらいなのでしょうか?
この辺りは私の専門分野ではありませんが、アメリカの国立睡眠財団の発表によると、中学受験を控えたお子さんであれば「9~11時間」、高校受験を控えたお子さんであれば「8~10時間」といわれています。
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