「寝る直前10分の勉強」が効果絶大なワケ

できる子は「海馬の基本」を押さえている

そして、この海馬の「大きさ」は、生まれつきのものだけではありません。海馬は自分の努力で大きくすることができるのです。

人間の脳にある神経細胞は、生まれてから死ぬまで、右肩下がりで減っていきます。しかしその中でも海馬だけは例外で、増やすことができます。そしてその成長と深く関連しているのが「睡眠」なのです。

十分な睡眠が海馬を育て、睡眠不足は海馬を縮ませる……。その一番の原因は、ストレスにあると考えられています。

睡眠時間が不足すると、「たとえ自分がそう感じていなくても」心身ともに大きなストレスを感じます。深夜までやる気に満ちていて、集中力が続いていたとしても、心身は睡眠不足を感じている可能性があるのです。

睡眠とストレス、海馬の関係

では、年相応の必要な睡眠時間はどのくらいなのでしょうか?

この辺りは私の専門分野ではありませんが、アメリカの国立睡眠財団の発表によると、中学受験を控えたお子さんであれば「9~11時間」、高校受験を控えたお子さんであれば「8~10時間」といわれています。

次ページ脳の健康維持にも役立つ
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 逆境からの人々
  • 西村直人の乗り物見聞録
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
トレンドライブラリーAD
人気の動画
スバリスト、トヨタ購入者とまったく異なる嗜好
スバリスト、トヨタ購入者とまったく異なる嗜好
築40年超「老朽マンション」丸ごと建て替えの大問題
築40年超「老朽マンション」丸ごと建て替えの大問題
「料理が突然、上手になる」たった1つの簡単秘訣
「料理が突然、上手になる」たった1つの簡単秘訣
AOKI、コロナ禍で売れた「パジャマスーツ」で描く復活戦略の要諦
AOKI、コロナ禍で売れた「パジャマスーツ」で描く復活戦略の要諦
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
持たざる国・日本に大激震<br>エネルギー危機が来る

脱炭素の移行期に化石燃料の争奪戦が勃発。天然ガスの価格は歴史的な急騰を記録しました。余波はサプライチェーンの混乱から世界経済の後退懸念、原発待望論まで広がります。資源小国の日本が生き残る道はあるのでしょうか。

東洋経済education×ICT